映画「皇帝ペンギン」をみた

d0000530_9294316.jpg皇帝ペンギン」みました。

見るまえにネットで見たら「ドキュメンタリー」と書いてあったのに違和感を覚えました。てっきり、さいきんやってる「マダガスカル」系のものというかそれに対抗するものだと思ってたので。
でちょっとうたがってたら、さらに声・母ペンギン「石田ひかり」とか書いてあるわけですよ。子ペンギン「神木隆之介」とか。(子ペンギン。萌え。(笑))なんだうそつき!ドキュメンタリーじゃないじゃん!

と思って行ったらドキュメンタリーでしたすいませんでした。
まったくドキュメンタリー。最初こそ父ペンギンとか母ペンギンの吹き替えあって、創作っぽいなあと思ってたらちゃんとシビアにつくってあるものでした。単に、ドキュメンタリーのナレーションに変わってペンギンの声で表現されたものでした。

あともう1つまちがってたのは、
フンどうせカワイさでつってるだけなんでしょ と思ってたらカワイイと思ってるヒマありませんでした。死をちゃんと扱うので、父ペンギンも母ペンギンも子ペンギンもどっかで死んでるしもうちゃんとドキュメンタリー(何回ドキュメンタリーって言っただろ)。取り組み方に感動しました。ブラック・ジャックのアニメ作ってる人はこれ見てぜひ考え直してほしい。
「ブラックジャックのアニメ」は、19時台の子供向けの時間帯だから、原作ではキャラが死ぬとこを全部死なないように書き換えるとか、もう子供をバカにしたような理由で原作を意味の通らないものにアレンジするのはやめてもらいたい。まあそれだけじゃなく他でもアニメとか血書かないように決まりがあったりするんですっけ?もうめちゃくちゃだなあ。

で、カワイイと思ってるヒマなかったので子ペンギン誕生の瞬間は、絶対カワイイと思ってるはずなのにまったく思えませんでした。よくやった!大変だったなあオイ!みたいなかんじで。なんか流れをいったんわかった状態でもっかい見てみたい気もします。ちゃんとカワイイって思いたいって。(笑)だって子ペンギン凍死してる様子とかうつったらもう愛玩用には見れないんですよ・゚・(ノロ`)・゚・
あと母ペンギンも海に潜ってるあいだ魚とか次々と捕らえるんですけど、その反面オットセイかなんかがペンギンを捕獲する様子も映されました。これはよかったです。完全ペンギン目線になってたから、エサの宝庫の海はじぶんがエサになることもあるんだよって事実をちゃんと知ることができたので。
他氷上でも子供が鳥に狙われますしね。(その後の食べられるとこ(?噛み付かれた直後)の描写が濁されてたのでそこはちょっと不満でした。凍死姿はよくってそれはダメなの?と思った)

そんなかんじにとことん死にむきあってるとこに心が動きました。
ホントにただの娯楽映画だと思ってたんで。あんなかわいい見かけでちゃんと必死で生きてるんだなってわかってよかったです。

とにかく不思議だったのが、コレどうやって撮ったの?!って思った場面が多かったとこです。ふつうに全部の場面そんなすごさを感じるんですけど。
d0000530_9494981.jpg黒い点みたいなペンギンがずっと長く連なって行進してる様子とか、空撮ですか?(山の上からとか?)あとペンギンの肌とかが鮮明に見えたとこ。感動します毛並みまではっきりわかって。白いとこが毛で黒いとこは鮫肌っぽいなとか。

それとペンギンが水中に次々と飛び込む瞬間を、氷上から撮ってる半面、水中でも撮ってる様子も気になりました。たぶん別撮りの気がするんですけど、でもとにかくそんな場面っていつでも出くわすわけじゃないしよく水中とかで取れたなあと思います。
あともっとおどろいたのが、ペンギンが水中でエサ捕らえる瞬間。
ペンギン目線で魚つかまえた場面が映るんですよ。こーれはどうしたことか。2,3映ったんですけどなんで!?ってそればっかり考えてました。

ペンギンの行動にもおどろきました。
最初母が卵産むんだけど、その後すぐあっためるのが父だってこと。ふつう産卵後とか疲れてそうなのに、その卵預けて母はそのまますぐ子供のためにエサ調達してくるってこと。数ヶ月戻ってきません。ああ、ビックリしたのは4ヶ月何も食べなくても生きてられるってことです。過酷な状況でそういう体に進化したんだろうと思いますが、でもあんな小さい体なのにと意外でした。

あと1番びっくりしたのは残ったオスの行動でした。
卵あっためて待ってるんだけど、吹雪が来たとき大勢のペンギン同士体を寄せ合ってしのぐということ。びっくりしたけどここまではまだわかります。ただ何日も続いた猛吹雪で、それが去ったあと、輪の外っ側にいたペンギンを中っ側にいたペンギンが内側に囲み直すことには、声を出して、えーーー!!!とかさけびたかったです。マジでーー?!と。もうなんて言っていいかわかりません。じぶんが思ってる以上にペンギンって高等生物なんだと思いました。

卵のあっため方は初めて知りましたけど
そんなとこか!みたいな。足のあいだで足の指の上というか股間の下ですか。その上に羽毛を覆いかぶせて、もうカンガルーを見てるようでした。ちゃんと卵入れるようにできてるんだなって。これ見て思うの正しいかわかりませんけど、あそこ入ってみたいですねーーー


ペンギンって意外と体型たくましいこともしりました。
一見かわいらしいんですけど、胸筋すごいんですよ!!(笑)胸筋っていうのかな。なんか鳩ムネ!みたいな!たくましいたくましい。その冒頭の印象にたがわず実にたくましい姿が次々に見られました。腹を下にしてソリ状にすべって移動するとかとんでもない寒さに耐えるとか。そりゃあんだけムキムキじゃないとやってられないんだろうなと。ムキムキって言ってみたもののそれはちょっとまちがった気がします。

表現について印象に残ったことばがあります。
一匹のペンギンがたぶん寒さで倒れて体に雪が積もりつつある場面なんですが、そこで「~彼は眠ってしまった」って表現でそれ以下に言葉は何も続きませんでした。そのセリフが終わって次の場面にすぐ切り替わったので、あ、なんだ今のは死んだということかとワンテンポ遅れて気づきました。なんかあとをひく言葉でした。



あとナレーションについて。
ペンギンの声ですか。最初は慣れませんでした。なんか父ペンギンのあと母ペンギンが続いておなじセリフを読み上げるとか。たぶんフランス語の原語でもそうなってるんでしょうけど、フランス語の雰囲気ではちがうのかな?なんか学芸会じみてました。
あとホントはペンギンそんなこと思ってないだろ、とひねくれたことをツッコんでたりしたんですがすぐに受け入れられました。だってそれがないとまったく何やってるかわからないから。それに何考えてるのかちょっとでもわかりますし、かたいドキュメンタリーには全然見えませんでしたし。

あと音楽。
見るまえ「CHARA」って書いてあったんで、吹き替え版によくあるEDだけ日本の歌手に差し替えなのかなと思ったらなんか劇中にずっとEDとおなじ声のような歌が流れ続けてたんですけどどういうことなんでしょうか??
それも気になるんですけど、音楽自体も好きでした。聞き流す部分もあったけど、ヒナが孵る前後にたぶん吹雪をバックに流れてた「フンフン~ your satisfied~♪」(すごいいいかげん)って曲がツボでした。

d0000530_9444820.gifって改めて言い尽くしたところでこういうの見ると、なんかすっごいもったいない見方したなーーって気がします。カワイイ版の皇帝ペンギンとか見てみたくなります。
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by chemicalbird | 2005-08-04 18:44 | 映画  

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