アニメブラックジャックどうよ

アニメのブラックジャックを、半年分くらいためたやつを最近一気見してるんですけど、なんかあらゆる意味でびっくりしました。

原作を「アニメの19時台とかは子供の見る時間だから子供用にしないと」とかっていうよくわかんない方針でオチが書き換えられるっていういわゆる「改悪」っていうのをよく見てました。
天才っていわれてる手塚治虫の原作書き換えるってどんなもんなのかなーと思いながら、話的にも当然筋が通ってなかったり、風刺とか教訓なのにぜんぜん意味が通じてなかったり、そのレベルでの怒りをふつうに持ってたってかんじです。まだ存在としては許せたかんじです。

ただ4月からの展開はどうなんでしょう。ファンサイトとかファンの感想とかをぜんぜん見てないからどんなふうに言われてるのか知りませんけど、自分としては、絶対ナシの方向です。
といっても原作ぜんぶ読んでないんで、実際ああいうサブストーリーが展開された時期も原作にあるのかもしれません。ただ、原作知ってる話に関しては、「改悪」以上のものをつきつけられたかんじです。



1つの、これはっていう話をとってみます。(原作の方は記憶を頼りに書くのでまちがってるとこもあるかも)
主人公が海外行って、その先で日本人の出張してるサラリーマンに飲食店で会って意気投合します。その直後、主人公がまったくの冤罪で暴行罪だか殺人罪だかで捕まって罰せられようとするんですけど、そこにどっか(TV?)で話を聞いたサラリーマンがその時間はじぶんと一緒にいましたっつって強い「自分の意思」で、遠くにいたんだけど必死で駆けつけたっていう話でした。(さすがにこのへんでちょっと原作探してきました)その際「サラリーマンが怪我でもしたら医者である自分が治しますよ」って約束をしました。

その後2人はそれぞれ日本に戻ってきてて、サラリーマンは会社になんかの汚名を着せられてその上で社員の手で電車に突き飛ばされて死にかけるんですが、そこに(今度こそ)テレビでニュースを見た主人公が駆けつけます。
このときも遠くにいて、車とか色んな無茶な交通手段とか無茶な額の金とかはたいて必死にたどり着きます。で死の淵をさまよったとこを奇跡的に治すんですけど、その後の2人の会話がそれが胸を打つもので、主人公の医者が、あの時ホントに助けてもらったからどうしても来なきゃいけなかったと、あの時じぶんが助けてもらったときの方が嬉しかったと言うんですね。



その微妙な縁とか恩とかいうものを最大限に表してるものだと思うのに、アニメはすごいもんでした。
話の流れとか、展開とかセリフとか細かいとこはまったく一緒なんですよ。ただ、アニメ全体に巨大なサイドストーリーを引いてしまって、それに沿って主人公は動かされてるんで、原作がそれに合わせた話に一部書き換えられてます。ホントに「一部分」だけ。だから無理が生じます。
「恩人に恩返しをする」っていう一番大事な核が「自分のほしい情報のための1つの通過点」に摩り替わってしまいました。
それを危惧してか、それとも原作どおりかはよくわかりませんけど、「恩返しのために」ってセリフが強調されてるように感じました。でも、裏では、ほしい情報持ってるから死なれると困るんでしょ?って見方をせずにいられません。

となんかまじめに語ってしまった気がするんですけど、こんな数ヶ所のセリフを変えただけで印象が変わるもんなのかなと思います。
サラリーマンも、ふだんは実直で真面目な仕事をしてたはずなのに(だからいきなり死んでくれって宣告された突拍子のなさが生きる)、なんか裏で金運ぶ役割を日常的にしてたり、まったく人間像から変わってるんですよね。

以前は、原作のオチを大きく変えるとしたら、とにかく「人が死ぬとこを死なずに済みました」とか死んだかどうかうやむやにするとかってパターンが目に付いたんですけど、さいきんは銃で撃たれて人死ぬって場面を堂々と描いてて、それは好感もってました。(その表現が好きなわけじゃなくて、なんか方針改めたのかな?っていう点で)
ただそれはたぶん3月分くらいの放送の時点で、4月に入ってからは、もう何をどう言っていいのかわからないくらい、とにかくなんかすごいことになってんなーーってかんじです。どうなっていくんでしょうか?思うんですが、コナン的ですよね。「黒の組織」があって、それに命付けねらわれてて、正体を隠しながら色んな情報集めしていくみたいな。コナンアワーでしょうか?
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by chemicalbird | 2006-05-30 23:19 | マンガ・アニメ・ゲーム  

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