サッカー映画 「GOAL!」見た

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GOAL!」見ました。

見る前の感想:
 W杯の前だし「サッカーテーマの映画ならなんでもいいや」的なものを期待

見たあと:
 とにかく最高!!


映画としてもめちゃくちゃ興奮する内容でした。
そこでさらにサッカー(ちょっとでも)好きだと最高!!
さいきんおもろい映画見てないとか、サッカー好きだけどあんまり映画興味ないとか(試合の場面に技術のリアルさは求めない方がいいそうですよ)、そういうもろもろの人にオススメです。




と、今見てきたとこなのでとにかくこういう感情的なことしか書けないんですが。

思ったのは、イギリスが舞台ってこともあってかアメリカ的でないものを感じました。たとえばあってもなくてもいいセリフの1つとか会話のやりとりとかが、ユーモアあったりするんですよ。
しかも登場人物すべてがなんというか、いちいち人間として魅力的。
コーチが人格者だったり(1つのこと教えるのになんか格言めいたことでいうし)、女性が出てくるんだけど、もうホントいちいち頭のいい女性たち。もちろん勉強ができるとかってことではなくて知的でセンスあふれることとか言ってきます。しかももちろん美人。主人公がアメリカからイギリスに渡ってきて環境的に、自然に会う立場なんだけど、なんか撮り方というか位置取りというか、存在感がいいです。しかも恋人未満(今のとこ)なのが非常にいい!

というか3部作でしたね。
今回イギリスのチーム編で、2部目が「レアル・マドリード+ヨーロッパチャンピオン?編」、3部目がもうないじゃんと思ったら「ワールドカップ編」ですよ。萌えるー!いや、燃える!!こんな3部作で次が待ちきれないと思ったのは初めて。たぶん「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が最初から3部作だとわかってたらこんな気持ちだったんだろなー!と思います。

で、3部作っていうけど、正直このまま1本の映画として見ても十分だと思った側面もあります。まあ、続きがあるなら見てやろうかな?ってくらいで。
ホントに、「続きがありますよ」的な汚い引き伸ばしもなくスパっときりがよく終わってるから気持ちいいです。

3部作っていいなと思うこともありました。
さいきん殊に思うんですけど、「映画の2時間って短いな」と思うことがあります。場面場面が短くて必要最低限で、もうちょっとあいだのエピソードがほしいなーとか、映画ファンとしてじゃなくて(俗悪だけど)作品ファンとして思うことがありました。
だから、この映画のファンとなった今の立場として、これがあと2回も味わえるってのは楽しみなことこの上ないです。

あと「挫折」がずいぶんざっくり描かれてたのもよかったです。
人生そんなほいほいうまくいくわけじゃないんだよみたいな。まあ観客者的に、正直オチわかってますよ。あんまり裕福じゃないサッカーのうまいだけの無名の青年が、その道のトップに立つって。
わかってるのに、ドキドキしたりおちこんだり一喜一憂します。正直こんな楽しませてくれる映画とは思いませんでした。無名からプロの何万の観客のいるスタジアムでデビューしたりとか、そうなるのは最初っからわかってたはずなのに(むしろそんなの過程だろって冷めてたくらい、見る前は)かなりの感動でした。かつムリのある展開とは思いませんでしたし。こういうのって絶対、お前(笑)そんなんウソだろ(笑)的なツッコミしたいはずなのに、まあこれに対してもしようと思ったらいくらでもできるけど、すっかり入り込んでて「よかったなぁああ・゜・(´ロ`)・゜・」ってくらいのことしか思えませんでした。とにかくなんかうまいですよこいつは。

そうそう、観客結構まあキャパに対して少ないほうだったんだけど、となりの女性が途中劇中に出てきた試合の得点シーン、めっちゃいいとこで、手たたいてましたよ。(笑)ヨッシャ!みたいな。映画ですよ。(笑)って言いたいなりにも、なんかわかる気もしました。

泣いた場面も結構ありました。悲しいのじゃなくて感動泣きが結構。
首の皮1枚でまた元の生活に戻ろうとしてたとこから偶然(とちゃんと思える)にまたプロに歩む道に戻れたとことか、さっきのプロデビュー戦とか、まあ不幸があったとことか、あとラスト。かなりラスト。
ラストこそかなり展開わかりまくってたけど、これがなんかぜんぜんやらしくないんですよ。なぜかっていうと、サッカーファンがサッカー見てて思うことと一緒のように思ったから。
ふつうに試合見てて、ここで点取れ!とかここで勝てたら最高なのに!とか、妄想あるじゃないですか。それそのもの。だからあんまり違和感なかったです。
そうそう、試合の流れ(点の入っていき方)もなんかあんまりムリのあるふうに感じなかったです。ふつうの試合の流れみたいに、勝たなきゃいけない試合に対して、
 先制点取った!やったあ!→1点取り返される→さらにもう1点取られる→がっくり…
とか、ふつうにありますよ。とかやっぱこの映画、うまく落としてきてると思います。1点取り返されて同点にされるとこまで考えましたけど、2点目取られるとは思いませんでした。まあそっからはお約束の流れなんですが…いいですね。

おもいっきり見る人に不親切な内容ですがこんなとこで。







あと音楽、音楽好きにも楽しめる内容です。
OASISってあんまり知らないんですが、OASIS結構使われてたみたいです。イギリス音楽多いのかな?
d0000530_20235992.jpgまず最初にこの流れに気づいたのは、大好きなZERO7が流れてからでした。しかもインストゥルメンタルのやつ。(主人公がスカウトされたあとの場面に、アルバム「When It Falls」の8曲目「Look Up」)まあそれくらいしか合うのがないと思うんですが、それよりこんなとこで聞くとは思いませんでした。劇場で大音量で…最高ですよ。
そういえばZERO7といえば最近ニューアルバム出て、この前偶然数分間ラジオつけたんですけど、そのときにBBCが流れる番組内でそっから1曲おもいっきり流れてました。あんまりラジオとかで聞かないんでめちゃくちゃ嬉しかったです。しかもその後CDのランキングが紹介されて、4位でしたよ!うわ~~!売れてるんだー!って。そのときなんかわからないメジャー性を感じたんですけど、今日が決定打でした。

d0000530_20184464.jpgああ、あとKASABIANも流れてましたね!「CLUB FOOT」。曲名思い出してて、そういえば歌詞知らないけど、クラブフットってサッカー関係あるのかな…?と思いました。

そうそう、「サッカー」といえば、アメリカ育ちの主人公がイギリス来て町のおっさんのサッカーの話聞こえてきて、「サッカーの話でしょ?」って聞いたら「…ちがうけど?」って言われて、「えっと、フットボール?」って言ったら「そうそう!めっちゃフットボールの話まっただなかよ!」みたいに答えたのは笑いました。
そういうの含め、他にも方言ネタはあったけど、(かなり省略されてるだろう)日本語訳には現れないそういう言葉遊びみたいなのがあっただろうなと思って、こういうとき英語わかったら最高なのになー!と思います。
ちょっとしたネタといえば主人公が最初中華のレストランで働いてたのもよかったです。なんか設定練ってあるなーって。

とにかく話作ったん誰だろって思います。すごいよくできてます。サッカーネタだったらなんでもいいやってホントに思ってたのに、まあ前見たサッカー映画が「ベッカムに恋して」(結構ひどい邦題。キーラ・ナイトレイ)とかだったからかもしれませんが、まあこの映画も好きなんですけど、サッカーに対する内容の濃さとかが比になりません。

そう、「ベッカムに恋して」といえば、なんか邦題通り、ベッカムが出てくるんですよ劇中に。なんかそれあんまりいらんやんってかんじの出演場面でした。最後にちょっととってつけたように。
今回も、まあおちついて考えたらそうかもしれません。でも、出てきたタイミングがちょっとすごいタイミングでしたよ。…えっっ!!?みたいな。これ、ベッカム?みたいな。(最初素でわからんかった)え~~ベッカムに会ったよー!!と思ったら次も えっ…!!??っていう。ホラー映画の手法みたいですよ、ガサっと音がして振り返ったら猫なんだけど、前に向き直ったら …!!みたいな。いや、後ろ見ても前見ても本物だったんですけど。
そういえばちょっと前、たぶん3部目くらいに中田出るとか記事見ましたけど、いや~これに出るのはすごいですよ。セリフなくてもいい。
d0000530_2036816.jpgまあこれね、主人公と中田



d0000530_059958.jpgあと主役が最初ディエゴ・ルナだったんですよね。公式トップページに、ディエゴ・ルナがユニフォーム着てポスターみたいに映ってる画像が表示されてるのを見たことがあります。
そこまでしてんのに、まさかいまさら降板なんてウソだよなあ… と思ってたら後日ホントに顔だけ今の主役のクノ・ベッカーに変わってたからビックリしました。映画業界って奥が深いなあ… と思いました。

という経緯もあって、ディエゴ・ルナのちょっとファンの自分からしたらちょっとわだかまりがあったんですが、逆に変わってよかったと思いました。映画の本筋とは関係なく色んな感情を持って見そうだったので。
まず外見がちがいますよね。ディエゴ・ルナはちょっと華奢でかわいい系であんまり強く(笑)見えなさそうなかんじがします。クノ・ベッカーは無骨でがっしりしてて、ディエゴ・ルナよりは男にウケやすそうかなと思いました。そのわりに自分では見ててだんだん誠実なキャラ付けも顔に表れてるように見えてくるしクノベッカーでよかったかなと。

あとそういう女性的な感覚といえば、主人公がプロのサブで練習し出したとき、全然それまでの主人公のいきさつとか知らない女の子が「顔がバンデラスに似てるから」って理由だけでファンになってキャーキャー言ってたのは、なんかよかったです。
サッカーファン的にそういうのって嫌われるのかもしれませんが(実際行きすぎはうっとおしいと思う)、まだあんまり認めてくれる人がいない苦境の中で、そういう無条件の応援っていうのは嬉しいもんだなあと。

まあだから、そういう面で言ったら主役がディエゴ・ルナで女性に媚うったら興業的にどうだったのかなーと思います。もしかしたら全然変わらないのかもしれませんが、こういうときに女性の心をつかめるかどうかって大事って言いますしね。
(そういえば一昨日BSデジタルでディエゴ・ルナの出世作「天国の口、終わりの楽園」放送してて撮ったので見るのが楽しみ)
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by chemicalbird | 2006-06-07 20:12 | 映画  

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