映画「デスノート」 一応見た

正直な感想として、ひどいなと思いました。映画としてじゃなくてなんか倫理的な次元で。(今そういう自分北斗の拳見たらどう思うだろうなってかんじです)

評判として、あと原作のあらすじとか聞いてて、とにかく犯罪者に裁きを下すってかんじに聞いてました。人を大量に殺していくのは確かにそれこそかなりひどいことなんですが、「勧善懲悪」とか「自業自得」とかいう言葉で片付けられるパターンなんでそれは一応フィクションとしてある程度納得して見られました。
ただ真面目に仕事して殺されるほどの悪事も働いてない人を他の目的のために何人も殺すってのは人道的に見てみとめられませんでした。気分を害したくらいです。

原作と映画はちょっとちがうみたいなのでこのへんは感じ方もちがうのかもしれません。むしろマンガで見たら同じ内容だったとしてもデフォルメだと思って受け入れられるのかもしれません。


それもそれとして、
あと演出か脚本かしりませんが、しゃべり方と服装がなんかやたら古く見えました。特に冒頭。名もなき若者がいっぱい不特定多数に出てくるんですけど80年代か?と思うかんじです。
事件ネタなんでアナウンサーも何人か出てくるんですが、なんかアナウンサー特有の落ち着いたしゃべり方とはちがうなと、まあそこは気にするとこじゃないんですけどふつうの役者さんぽいなっていうのが気になってました。(ただホントのアナウンサーだったらちょっと悪い。実際1人は知ってる人いたと思う)
まあ主要人物もそうですけどね。そういう細かいとこ妙に気になりました。最初っから抵抗受けるってちょっときついんで。


あとBGMが気になりました。
あまりになさすぎたので。「あ~ちょっとこの場面タイクツだな」と思った何回も思ったときに、バックが全く無音のときがありました。てか多すぎです。なんの意図があるのかわかりません。前・後編二本立てのために時間もてあましてるのかとかんぐってしまいました。
そうか監督がそういう手法を好む人なのかと思いましたけど、とにかく私に対してはそれは失敗です。場面によっては退屈って思うだけじゃなくて、「間が気まずい映画」みたいに思うことも結構ありました。BGMがあったらどう変わってたのかなーと気になります。

あとはなんか失礼かもしれないけど、ちょっと幼稚だなって思うとこもありました。(本編でも幼稚幼稚って出てきますけど。)ノートのルールが節々に出てきますけど、「ノートの持ち主以外が名前書いても効力を発揮する」って説明が出たんですが、それはふつうだと思ってました。だからあえて解説してくれなくてもというか逆にちょっと余計に感じました。
当然と思ってたことを改めて言われると、なめられてるのかな?って被害妄想なことを思ってしまうんですが、とにかくこんなノートにルールが細かく設定されてるとは知りませんでした。「名前書いたら死ぬ(病死・死ぬまでの時間云々含め)」、「同姓同名は死なない」だけで十分です。あとから追加していくってかんじで、矛盾とか説明不足なとこをあとから好きなように継ぎ足してる印象を受けました。
それとちょっと違和感あったんですけど、死ぬまでの行動を指定できるってのは、どうなのかなーーと。それで表現の幅は広がるんでしょうけど、デスノートですよね。殺せるっていうのはわかるんですよ。行動を選べるっていうのは、なんかな?と。囚人が独房で指定した遺書とかマークとか書いてるの見て違和感ありまくりでした。人が書いてるとおりに動くっていうのは、人を操ってるわけですよね。その人はその人じゃないわけですよ、その人の感情で動いてるわけじゃなくノートの持ち主の都合のいいように動かされてるだけだから。FBIとかが何人も操られてるの見て、死神ってこんなことまでできるんかよ~と(いや、マンガだけど)なんかある種興醒めです。
ぜんぜんほめること書いてませんけど、とにかく悪いことしてない人を邪魔だからってあっさり殺し出すとこまでは割とおもしろく見れました。そっからはもう残酷だな~一辺倒。


d0000530_02282.jpgあといろいろあったと思うんですが…
そう、一緒に見た人がひさびさにわかりやすい映画だったって言いました。私的に前回見た「GOAL!」の方がわかりやすくてもっとおもしろかったと推しときましたが、すでに上映回数が日に1回とかに減っててちょっと見に行きにくいかんじになってたので勧め損みたいなかんじです。W杯中、しかも日本の試合がまだ残ってるときだったのにもうちょっとやってればいいのになーと。
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by chemicalbird | 2006-06-28 00:00 | 映画  

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