ブロークバック・マウンテン DVD
それで今しがた、ラストの字幕ってどーなってたんだっけと確認しようとそこだけ再生したら、また泣きました。(笑)ここまで泣けると逆に笑えます。
DVD出て、あらためて解説サイトとか見てると、ラスト泣かせようとするなら懐古する映像を流すとかもっとやり方はあったろうに、あえてそれをしないっていうそういうやり方なのを知りました。それでもかなりくるんですが。
でも↑これは前に覚えがありました、「アメリカン・ビューティ」で生意気な娘のあどけない小っちゃい頃の映像がふいに出てくるんだけどそこでガーーっとこみ上げてくるもんがありました。もしこの演出があったとしたら映画館でひどいことになってましたよきっと。目にじわーっとくるくらいでよかったです。
にしても、「アメリカン・ビューティ」の名前をなんとなく挙げてみて、ちょっと通じる部分はあるかなーと思いました。説明がなんとなく不十分で、一見するとイロモノっぽくて、最後にカタルシスが得られるとこ。人間っていいなみたいに思わせるとこ。(あと私含め精神的に若いと理解しにくい)
これをきっかけに映画の見方が変わった気がします。わかりやすいだけが映画じゃないんだって。1回見て「なんだこれ」と思っても、あとから(理屈や理性じゃなく)感情にせりあがるもんを感じたり、言葉で説明できないことで美しいものもあるんだと、しかもそれを表現出来て、それを観客が受け取ることが出来るってのも。
なんかこういう映画が増えたらいいなーと思いました。ホントにこんなんばっかりだったら混乱するだろうけど、生きてて色んな物事が特別に見えてくる気がします。
ところでブロークバック・マウンテンのポスターが、タイタニック参考にしてるってことを初めて知りました。おおーー確かに似てる。
それにしてもタイタニックって酷評されることが多いですが未だになんでなんだろ?と思います。めっちゃ泣けたんですがねーー(ってこれは、明らかに上の2つと泣いた種類が違うと思う)とにかく結構好きだと思うし感動したと思うんですが、なにぶん悲しい話(とかそういう演出)はとっても悲しくなってしまう性分なので当分見れません。
by chemicalbird | 2006-10-18 19:22 | 映画