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「人は見た目が9割」 思ってたのとちがう内容

「人は見た目が9割」 思ってたのとちがう内容_d0000530_12491361.jpg「人は見た目が9割」を、家族がなんとなく買ってきて読まなくなったのをちょっとずつ読んでます。ホントにぽつぽつすぎてまったく進んでませんが。

最初の何ページかを見たとこ、タイトルから受ける内容とはだいぶかけ離れてることを知りました。おもしろいですよ。まあ思ったより中身があったってのと、タイトルと今のとこ違いすぎるっていうのが気になります。

それはともかく、マンガとか劇での表現方法について書いてあるのはすごい為になります。演出として、俳優にどういった指示を出して感情表現をさせるかとかいうこと。緊張してるときにはこう、相手が嫌いならこう、興味がないならこうとか。マンガなら人物をコマに対して斜めに配置したらどうとか、同じポーズでも構図によって意図が変わるとか、コマを横に読ませたのは手塚治虫が初めてとかそういうかんじ。
大したことないんですが、過去小中学校のときとかマンガ書いてみたことあったりふだんマンガ読んだりする者としては、そういうマンガの、だれにも教えてもらわないけど感覚(約束事)としてわかってるもんじゃなく技術としてまともに文章で目の当たりにしてみると、すごく新鮮だし役に立ちます。

マンガだけじゃなく映画見る上でも。もちろん中には、この人個人の演出の方法ということもあるかもしれないから総意とは受け取らないようにするつもりですけど、確かにそういうことはあるのかなってかんじです。
本にも書いてあったと思うけど、映画は人物の心情をはっきり表すにはセリフしかなくて、あとは表情とかしぐさをがんばって読み取ったりするくらいです。マンガでは心の声は文字で表せますしね。そういう映画での行間を読むみたいな作業を、好きな映画とか気になる映画でしなきゃいけないんですけど、正直骨が折れます。まったくわからない場合もあります。でもこれをちょっと手がかりにして、何か参考になりそうなかんじがします。
理にかなってることもありますし。同じテーブルについてる2人がイスに座ってて、足のつま先が相手を向いてたら相手に興味あるとか。毎回そういうことでもないと思いますが。

とにかく映画とかマンガとか見る上での参考書みたいなかんじです。
今まで意識しなかった、映画でのしぐさの演出はちゃんと演出する人が決めてるんだってのもわかった気がします。全部読んでないのにここまでまとめるのはどうかとも思いますが。



ところでこれはさいきんトイレに追加になった本なんですが、トイレ本2冊になりました。しかも両方小説じゃない。両方そんな読んでない。小説(ストーリー仕立て)じゃないと先が気になったりしないからたぶんなかなか進まないんだと思います。

by chemicalbird | 2006-12-10 12:33 | 言語とか文化とか  

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